「かながわソーラーバンク構想」の実現策を考える「かながわソーラープロジェクト研究会」の初会合が実施、各種の課題が指摘される


神奈川県・黒岩祐治知事の公約「かながわソーラーバンクKSB)構想」の実現策を考える「かながわソーラープロジェクト研究会」の初会合が、5月18日に行われたとのこと。



リンクURL先ページでは、今回の会合について、

指摘された課題
 「かながわソーラーバンク」の基本構想(たたき台)を提示したところ、下記のような課題が指摘された。
 ・一般家庭への施設導入費用は200万円。
  一方、現行の余剰電力買取制度による売電収益10年間で120万円で、80万円のギャップがある。
  ・「この差額が、家庭の負担をなくす上での課題だ」
  ・「(バンクの)入り(収入)と出(支出)のバランスがとれていない」
  ・「残りの80万円の負債をどこが持つのかをはっきりさせる必要がある」
 ・設備の維持・整備費用を誰が負担するか?
 ・「パネルの経年劣化も考えないといけない」
 ・「太陽光パネルを設置している間は屋根の改修ができない。
   築20年の住宅にパネルが置けるのか」
 ・住宅の日照環境の差をどうするか?

今後の予定
 ・2011年6月中旬を目処に、第一次報告をまとめる。
  (第一次報告ではまず、基金「ソーラーバンク」に関する検討内容を盛り込む)
 ・「ソーラーバンク」以外の課題は、
  ・2011年10月(第二次報告)
  ・2011年度末(最終報告)
  の報告書でまとめる。

等の内容が記述されています。

また黒岩知事は、会議の冒頭の挨拶で

・「東日本大震災による電力不足を補うため太陽光発電をすぐに立ち上げなければと思いました。
  ソーラーバンクもだが、今すぐ設置しても『損させない』と私は県民に言って退路を断っている。
  そのための仕組みづくりを考えてほしい」
・「圧倒的なスピード感で検討を進めてもらいたい。
  ソーラーバンクの実現は絶対大丈夫だと確信している」

と語ったとのことです。


今回の会議で挙げられた指摘は、神奈川県のプロジェクトに限らず、太陽光発電の普及や経済性における一般的な課題が明確化されていると感じられ、非常に興味深いです。

これらの課題を、神奈川県がどのように解決して計画をまとめあげていくのか、太陽光発電普及の先駆的な取り組みという意味で、今後に強く期待したいです。


※参考サイト・ページ
・[1]「かながわソーラープロジェクト研究会」の設置及び開催について - 神奈川県ホームページ
 http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p308602.html

参考記事
東京新聞:太陽光発電 促進策を検討:神奈川(TOKYO Web)
ソーラーバンク構想始動、家庭に太陽光発電…神奈川 : 金融ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
asahi.com:太陽光発電 県の研究会初会合-マイタウン神奈川
太陽光パネル推進を、県の政策研究会が初会議/神奈川:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
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